
古書店、楽器屋、カレー屋、、、昔ながらの店が多く立ち並ぶ神田神保町。老若男女たくさんの人が行き交うこの街に「自分の居場所」はあるのだろうか。誰でも自由に立ち読みできる古書店の作りでさえもどこか「他人事」のように感じる。
たくさんの文化を持ち合わせ、人々は自分の好きなように自由にふるまっているように見えるが本当にそうだろうか。
カレー屋はカレー屋、古書店は古書店と一つ一つの独立性が強く感じるが、街全体を繋げるようなものはあるのだろうか。
本当の自由とは、好き勝手やることではなく、お互いを認め、尊重し合うことで成立する。完全な規定でもなく、無秩序でもないもの。そんな空間があれば暮らしはもっと豊かになるだろう。
こんな思いから、大通りがぶつかる角地で、たくさんの人が行き交うこの敷地に、「自由を生む」ライブラリーを設計した。他者を尊重しながら、自分も自由に過ごす。簡単なようでとても難しいことだが、ライブラリーという自由度の高い公共の場でそれを実現する。そして、それはやがて外に溶け出し、街全体に広がり、神保町が今よりも豊かで自由な街になる。
このライブラリーはそんな街改革のエンジンとなる。
対象地域:
神田駿河台下