
国内では、戦後から都心部を中心に建設ラッシュを迎え、限られた面積に対する機能の需要が重複し、歪な組み合わせの建造物が各地で見られるようになった。中でも銀座を囲むように敷かれている東京高速道路(KK線)は、近代化の最中に生まれた建造物で、土木と建築の両性格を持つ。
本計画では2035年に自動車専用道路としての役割が無用化することを機に、自動車交通網を支える機能を有していたKK線を、人や植物の繋がりを支える基盤として再起動させることを目的とする。隣接する街の延長として計画した滞在/創造/食などの異なる性質をもつ5つのエリアの建築は、歩行者の回遊性を促す触媒として機能し、街・人・植物の様々な出会いのきっかけを生み出す。
インフィルとインフラの物質/機能的絡み合いをより柔軟なものにすることで、歩行体験をより⼈間的にし、また都市の更新速度がより緩やかなものとなることを期待する。
対象地域:
有楽町2丁目